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きみの頭の中では
色のない
記憶の束が
つめたく
反転させたものを
まだ見ていないのに
ほっとけ
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あのとき見たのは
自分を鳥だと思っている
ジャリッとしている
マネキンが
だるそうにしてる
ワインを
忘れてきてしまった
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丸っこい
神様は
面白くもなんともない
花も嵐も
つめたく
何度も火に焼かれて
カエルが鳴いてる
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雨が降りそうだ
沈黙した
冷ややかな肉体が
涙を
愛でている
詩人は
みっちりと詰まっている